『花き業界とイベント』日本とアメリカの「父の日」事情について

6月19日は父の日です。皆さんはどんな贈り物を考えていますか。母の日は日本だけでなく、海外のお花屋さんも大忙しでした。では、父の日はどうでしょう。今回は父の日をテーマに、日本だけでなくアメリカの父の日事情も一緒に紹介します。

日本の父の日

父の日に特化した情報サイト「父の日.jp」によると、2021年度の父の日に贈りたい物について行われたアンケート結果は以下の通りです。

1位「お酒・ビール」 36.8%
2位「食品・スイーツ」 24.4%
3位「健康・生活雑貨」 11.4%

6位「お花・観葉植物」 2.6%

母の日の情報サイトである「母の日.me」が行った母の日に贈りたいものについてのアンケートでは、「お花・観葉植物」が22.9%で1位でした。残念ながら母の日に比べて父の日は花を贈るイメージがかなり薄いと言えます。

また、同サイトが発表している予算についてのアンケートはこちらになります。

1位「4,000~5,000円未満」
2位「2,000~3,000円未満」
3位「3,000~4,000円未満」

全体で見ると、半数以上の人は「2,000~5,000円」の予算で準備をするとの結果が出ました。

出典:母の日.me(https://hahanohi.me/)
   父の日.jp(https://chichinohi.jp/)

アメリカの父の日

全米小売業協会であるNRFが2021年に行った父の日に関する調査によると、回答者は贈り物に平均174ドルを費やす予定であると答えています。1ドル129円で計算した場合、22,446円になりますので、日本よりも高額だということがわかります。

同調査内の購入予定のプレゼントについては以下のような結果になりました。

1位「グリーティングカード」
2位「衣服」
3位「特別な外出」
(複数回答あり)

NRFによる母の日の記事では、2022年4月1日から11日に行った8,574人の消費者の調査によると、各カテゴリーの購入率は「グリーティングカード」の1位(75%)に次いで、「花」は2位(72%)でした。日本と同じ傾向で、父の日に花を贈ることは主流ではないようです。

まとめ

平均出費額を見れば、アメリカが日本より数倍もの額を使用していることがわかります。もちろん父の日が特別なわけではなく、物価の違いなど多くの要素が関わっていますが、この額の違いからアメリカの市場規模の大きさが伺えます。

父の日の花と言えば日本ではバラですがこれはアメリカも同じで、父親や旦那さんへのプレゼントとして送られます。皆さんも母の日と同じように、父の日にも花を贈ってみてはいかかでしょうか。


(参照URL)

父の日.jp【2021年版】父の日ギフトにかけられる予算はいくら?500人に予算を聞いてみました!(父の日に関するアンケート調査)

母の日.me【2022年版】母の日に贈りたいものはなんですか?(母の日に関するアンケート調査)

NRF | Father’s Day

NRF | Father’s Day Spending to Hit $20.1 Billion, According to NRF

NRF | Father’s Day Data Center

NRF | Mother’s Day Spending to Reach Record High

GlobalRose: All you need to know about getting Dad Flowers for Fathers Day

▼おすすめ記事