『コロナ禍と海外の冠婚葬祭』アメリカのブライダル事情

花と深い関係にあるブライダル業界。コロナ禍以降、式の延期やキャンセルなど厳しい状況が続きました。今回はブライダル業界の中でもアメリカにおける結婚式事情を、2021年に結婚した15,200組以上のカップルに対して行われた「the knot」のアンケートをもとに紹介します。

2020年との比較

アメリカで結婚にまつわる情報提供や計画策定の支援を行っている「the knot」が、ウェディングに関するアンケート結果をホームページに掲載しました。

これによると、2021年に挙式を予定していた大半のカップルは、ワクチン接種の推進、検査の拡大、規制緩和のおかげで滞りなく挙式を行うことができました。2021年にかけて行われた新型コロナウイルスの対策により、93%のカップルが家族や友人が出席する結婚式を開催でき、83%が挙式と披露宴を同じ日に行いました。

2020年は予定されていた結婚式の約半数が延期されました。しかし、2021年に披露宴を2022年以降に延期せざるおえなかったカップルは5%未満で、新型コロナウイルスのために披露宴を完全にキャンセルしたのはわずか1%となりました。2021年に挙式したカップルの27%は当初2020年に挙式予定だったということから、2021年のアメリカの結婚式の状態は大きく改善されたと読みとれます。

5割近くのカップルがゲスト数を減らす結果とはなりましたが、2021年に行われた結婚式に招かれたゲスト数の年間平均は105名で、2020年の66名から増加しています。ハネムーンにいったカップルの割合も2020年の56%から2021年は73%と増加を見せています。

ゲストの人数が流行前の平均に戻り始めると、2021年の結婚式の費用面でも変化がありました。平均すると2019年の数字まで回復し、式とレセプションに2万8000ドル、総費用では3万4000ドルを費やしました。

新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルスの対策は引き続き行われており、85%のカップルが最低1つの対策を取り入れ、平均では3つの対策が取られました。健康・安全への考慮から、2021年も屋外での祝宴が人気で、62%近くの式が全部または一部を屋外で行いました。(2020年は68%)。

対策ごとに内訳を見てみると「ゲスト用の手指消毒」の項目が、2020年は90%だったのに対して2021年は54%になり、「座席やテーブルの間隔を空ける」の項目は2020年の80%から2021年は38%に減少しました。また、他の項目でも2020年よりも数値が減少していることから、新型コロナウイルスの対策に関する意識は減少傾向と言えます。

まとめ

株式会社リクルートが出している「結婚トレンド調査2021」では、日本でコロナ禍の影響のため結婚式を行うか迷ったと答えたカップルは90%となり、挙式・披露宴・ウェディングパーティーにおける総額は前年から70万円減少となりました。日本ではアメリカと比べて、新型コロナウイルスに対する意識の高さが結果として表れています。

残念ながら式を執り行うカップルは減少傾向にありますが、この調査結果では「結婚式を通じて自分の人生が好きになった」と答えた割合が増えています。

アメリカ・日本どちらもゲストに対するおもてなしの比重が増えており、コロナ禍という時期だからこそ、周りの人たちに恩返しできる機会が求められるのかもしれません。


参照URL

「the knot」

「結婚トレンド調査2021」

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