『お花を活用する集客』花き業界と他業種のコラボで生まれる新しい価値とは?

お店でお花を活用した集客をお考えで、以下のような疑問をお持ちではないでしょうか?

  • お店でどのようにお花を活用するの?
  • お花を飾るとどのような効果がある?
  • 実際に集客に効果のあったお花の活用事例を知りたい

この記事では、お店でのお花の装飾の効果や具体的な事例をお伝えします。

お店でのお花の活用

レストランやホテル、商業施設やオフィス、結婚式場やショールームまたは展示場など、様々な場所で店舗デザインや空間演出、空間装飾の一環としてお花を活用した装飾をしているのを目にすることも多いかと思います。お花を飾ることで店内の印象を変えたり、お客様の気持ちを明るくしたりするなどの効果が期待できるため、店内にお花を飾るお店も多くあります。お店や空間に合わせたお花のディスプレイ方法は様々で、例えば小規模な飲食店や美容院などの場合は、ポイントポイントにお花を配置したり、オフィスエントランスや商業施設などでは、季節装飾の一環として、エントランスの中央に、春には桜、夏にはひまわりなど、その季節に合わせたお花を配備することにより、訪れる方々に来訪する楽しみを与えることができます。イベントや展示会の際なども、ブランドや商品のコンセプトイメージに合わせたカラーのお花を装飾することにより、豪華さを強調したり、艶やかさを表現したりすることもできるなど、様々なシーンでお花の装飾は活用されています。

お花の癒し効果

植物やお花を店内に飾ることによって、ヒーリング効果やリラックス効果が得られ、ストレスを軽減させることができ、科学的にも、お花があることで副交感神経活動が高まり、交感神経活動が抑制されることが証明されています。

出典:みずほリサーチ&テクノロジーズ「千葉大学環境健康フィールド科学センター(自然セラピープロジェクト)による「花きに対する正しい知識の検証・普及事業」の調査結果について」

お花を飾ることでの効果は、他にも、飲食店であれば、新鮮な花を飾ることで食材も新鮮に感じられたり、清潔感のある印象を与えることもできます。展示会であれば、商品が陳列されているだけでは無機質な感じがしますが、お花を添えることにより潤いや温かみが増し、商品を際立たせてくれますし、ホテルやオフィスであれば、エントランスでお花がお出迎えすることで、お客様に対し、おもてなしの心を表現することができます。また、視覚的にも、角に植物を配置することで店内を広く見せることができ、大きめのお花を中央に配置することにより、高級感を演出することやSNS映えを期待することもできます。このように、お花を店内に飾ることは、様々な付加価値を生み出し、来訪する方に癒しを与えることができるため、一層の集客効果を望むことが期待できます。

お花を活用した集客効果事例

お花を用いた集客効果の代表的な事例をご紹介すると、2015年4月にオープンした池袋西武百貨店の空中庭園が有名です。池袋西武百貨店では、9階の屋上庭園に、その季節に合った花々を配備し庭園を演出。軽食なども販売し、お買い物途中で一息つきたい方々の憩いの場として活用されています。※西部池袋本店空中庭園→https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/roof_garden/guide.html池袋西武百貨店は、この空中庭園をオープンすることにより、年間40万人の集客増を見込み、実際にこの空中庭園の影響もあってか、日経リサーチが発表する「商圏センサス首都圏版 2020年秋」では、池袋西武百貨店が首都圏利用商業施設の集客力ランキングで首位となりました。

出典:株式会社日経リサーチ「新型コロナ禍の首都圏商業施設、集客力首位は西武池袋本店伊勢丹 新宿店は2位 「商圏センサス」最新調査結果」

お店でのお花の活用まとめ

お店でのお花の活用についてまとめると、以下のようになります。

  • お花を活用した装飾は、様々なジャンルの業種や場所で行われている
  • お花に癒し効果があることは、科学的にも証明されている
  • 空中庭園などを造りこむことで集客力を上げた百貨店もある

実際に、お店でのお花の活用と集客効果の因果関係をしっかりと証明するのは難しいですが、お店を訪れるお客様にとって居心地のいい空間を演出できるのは間違いなさそうです。

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